サンガワイのもう1つのベース ~ヨガ哲学~

ハワイヨガ留学の授業を外で行っている
サンガワイで生きたヨガを学ぶ。

この土台となる教えはアシュタンガのプラクティスともう1つ。

ヨガ哲学。

ディナーの後に毎日ちょっとずつ哲学の教えを学んでいきます。
サンガワイのヨガ哲学の授業風景
ヨガの哲学は本の中のだれかの昔話でなく、私たち自身の生き方のことを指しています。だからこそ、私たちがよりよく生きて行くために、これを学び、実践して行くことを土台としています。

哲学というと眠くなりそうですが、ヨーコ先生の哲学のクラスはヨーコ先生自身のいろんな人生の体験や例を使って、インドの古典ヨガスートラを現代の私たちの日常へと実践的に紐解いてくれます。

わかりやすくて、愉しい!

クラスの中で取り上げられる話題の中で毎回大人気なのは、やっぱり恋愛話です。みんな食いつきます(笑)

そんないろんな話から、今ある、ヨーコ先生の力強く、軸を持って自然体でいきている姿が、元からではなくいろんな人生の体験や練習を通じて作られてきた、という事実を知るのです。

私はすごく勇気をもらいました。生きたヨガを実践している、と。
サンガワイのプラティス風景
サンガワイ生、トレーニング中はいろんな課題で自分を見つめる機会がたくさんやってきます。

それぞれ自分を冷静に見つめ、自分の考え方のパターンや癖を、集団生活の中や日々のプラクティスの中で見つけています。

仲間たちに自分のことを教えてもらい、新たな発見をし、プラクティスで出てくる感情に自分自身の新しい一面を知る。
ハワイヨガ留学の生徒さんのプラクティスの様子自分だと決めつけていた自分は、過去の経験から自分の心が作り出したものかもしれない。

心に思ったことが行動になり、やがては信条になる。何を心に思うかが大事。

パターン化した自分の思考をを変えて行くこと。

今までとは違う自分を知り、新たな自分になることを恐れずに、変化を居心地よく受け入れる。
アシュタンガヨガのシークエンスが書かれている本そのために、一日一回怖いこと、違うことをしてみる。
ヨガのプラクティスでも、集団生活でもトライしていきます。もちろんトレーニングが終わった後でもできるように。

変化を恐れずに、新しい世界へ踏み出せるように生きたヨガを実践していってます。

哲学とアシュタンガプラクティス。
自分のことを学ぶ素晴らしいツールです。

MAHALO
アシスタント TORI

プラクティスから学ぶこと

ヨーコ・フジワラのエカ・パダ・カウンディニャーサナ II
サンガワイのトレーニングのベースの一つ、アシュタンガヨガのプラクティス。

アシュタンガヨガというと、世間一般ではかなりストイックでハードなヨガ、というイメージが強いと思う。

正直、イメージの通りだと思う。

でもそれはアーサナが、という身体的な点よりも「練習を続けていくという精神的な強さという点が」だと私は思う。

マイソールプラクティス。

決められたシークエンス、呼吸、視線。これを自分でリードして自分でプラクティスしていく。サンガワイのトレーニングではこれをメインに行う。

まずはアーサナの順番を覚える。そして呼吸のペースや深さを自分で決め、進めていく。
サンガワイの講師陣のマイソールプラクティスプラクティスは朝一番に、体も頭もクリアな状態の時に行うのが良いとされる。

ヨーコ先生をはじめ、講師陣は早朝暗いうちから自分のプラクティスを始め、1日をスタートする。

そしてその後サンガワイ生のプラクティスが始まる。
サンガワイ13期生のマイソールプラクティスの様子プラクティスは自分次第。
決められたことをどのように取り組むかで、プラクティスはいかようにも変わる。人にリードされていくヨガとは違い、自分でやるからこそたくさんの気づきがある。学びがある。

毎日淡々とプラクティスをするか、怠けて休むか。

テーマを決めて真剣に取り組むか、適当にやるか。

苦しい状況の時に浅い呼吸で終わらせるか、意識して深い呼吸で乗り越えるか。

痛い時に練習をやめるのか、或いは、体の使い方を見直し、自分のくせを変えるプラクティスに変え続けていくのか。

感情が出てきた時にその感情に飲まれるのか、一歩下がってその感情を観察するのか…。

ヨガのプラクティスはポーズをとることだと思われがちだけれど、それだけじゃない。そこから多くのことを学ぶ場であり、その取り組み方こそが人生に反映される。
サンガワイ13期生がシャバーサナしている様子サンガワイのトレーニングでみんなに課せられるプラクティスは、だからこそアシュタンガマイソールプラクティスなのです。

ヨーコ先生が日々真剣に繰り返したきたプラクティスから、自分自身を知り、人生の学びを得、強いマインドを育ててきたように、サンガワイ生たちもそれを経験し、自ら学んでいき、自分を知り、強いマインドを得られるように。

そしてそのプラクティスを続けることが、これからの人生でも習慣になっていくことを望んでいる。

このヨガのプラクティス~On the mat ~を自分の人生~Off the mat~でも実践していく。

プラクティスで自分を知り、リードできれば、自分の人生も自分でリードすることができる。
ヨーコ・フジワラの後屈
テーマを決めて真剣に取り組めば、多くの学びがある。困難な状況でも逃げずに、落ち着いて乗り越えていくこと。自分ができない場面では、それをを受け止めること。執着しすぎずに、チャレンジしていく勇気をも持つこと。

ヨガのプラクティスをする意味は、人生でその学びを実践していくためなのだと思う。

サンガワイ13期生、二週目に入り、体にいろんな痛みを覚えたり、精神的に苦しくなってきた時期。

アーサナを完成させることがゴールではなく、その取り組み方や、乗り越え方というプロセスを問われています。朝のマイソールプラクティスでたくさんの体や心の変化を感じ、経験しています。痛みや苦しさ、それに負けずに乗り越えていくと心の強さを育てています。

トレーニングもあと半分。頑張れ!13期生。

Mahalo
アシスタント TORI

”人に寄り添う”~サンガワイ講師陣の人間性と大切にしてること~

ヨーコ・フジワラ先生が生徒さんのお話している様子サンガワイのティーチャーたちはヨーコ先生をはじめ、ヨガにおいても、人生においても経験豊富な、人間性豊かな講師陣です。

そしてサンガワイチームが大事にしていること、それは人に寄り添うということ。
ヨーコ・フジワラ先生とタイラー・モンガン先生
3週間ともに生活をするタイラーモンガン先生。

解剖生理学をはじめ、マインドラボ、数秘学など、サンガワイオリジナルのクラスを担当しています。

頭脳明晰ながら、心も体も少年のようなタイラー先生は、数秘学の数字の通り、とってもユニーク。ちょっと天然すぎて人間離れしているところがあるものの(笑)サンガワイチームの心強い相談役として、体だけでなくマインドの面からもサポートしてくれます。

そして、いつもポジティブなエネルギーを送ってくれます。

ヨーコ先生とタイラー先生は、類い稀な才能を持っています。このインテンシブな3週間のトレーニング中には必ず、体にも心にも変化がおきます。その人が過ごしてきた人生の中での何かのつまりが出てくるのです。いわゆるデトックスです。ヨガにはそういう作用があります。

クレンジング作用は人によって様々。ときにいろんな症状が出てきます。体にも、感情にも。

変化の時。

ヨーコ先生とタイラー先生はいろんな面からそれが何かを探り、対応していくのです。

姿勢、性格、しぐさ、練習への取り組みや、数秘学から露わにされる生まれながらの傾向など。いろんなことを分析し、本人でも気がついてないことをも見抜きます。

そうやって、本人に寄り添い、解決していく。みんなそうやって本来の自分のことを知っていくのです。

キャシールイーズ先生とサンガワイ13期生の集合写真ゲストティーチャーのキャシールイーズ先生はヨーコ先生の先生。女性の体とヨガのクラスを担当してくれます。

明るくて温かで、母なる心の持ち主。とてもチャーミングなのが存在から伝わってきます。

キャシールイーズ先生の指導やアジャストは本当に定評で、ゴッドハンド。さすがヨーコ先生の先生!なのです。
ヨーコ・フジワラが生徒さんをアジャストしている様子
けれど、魅力はそこだけではなく、やはりその人間性です。

ヨガの先生であり、ときには生徒、そして妻、3人娘の母、スタジオのオーナーでもあり、永遠の人生のプラクティショナー。

こんないろいろな顔を持つ一人の女性としての様々な思いや、葛藤などを含めた多くの人生経験をとても正直に打ち明けてくれます。

ヨーコ先生もキャシールイーズ先生も共通して感じるのは、人生での困難や苦難に出会い、いろんな感情に翻弄されながらも、ときには逃げたり、悩んだりし、最終的には解決策を見つけ、乗り越えていく。

そうやって人生に対峙して生きている。そしてそれを楽しみながら生きていると感じます。
だから人間として強くなるし、人に対しても心から寄り添える。

サンガワイのチームは本当に人間性豊かで、愛に溢れています。

ちゃんと一人一人と、またその人の人生と向き合うことを大事にしています。
サンガワイアシスタントのトリさん私もサンガワイのアシスタントとして13回、このティーチャーたちに導かれ、教えられ、学び、人生のお手本にしてやってきました。

サンガワイのトレーニングで、生徒たちの生き方をサポートしていくことが、私自身の成長になっています。

昔は私は楽観主義で、すぐに人に影響されて、軸がなくて、すぐ諦めてしまうそんな自分が好きじゃなかったけれど、今はずいぶん変わってきました。

少しはなんで?と疑問を感じ、どうやって?という方法を考え、いろんなことに立ち向かえるようになってきました。まだまだすぐ諦めるくせはあるけれど、ちょっとはチャレンジできるようになってきたかな。

そして、人の間に入っていろいろな意見を中立に聞くこと、何かを繋いでいくこと、楽しく過ごすことは私の得意で好きなことなんだと思えて、それを伸ばして行こうと。

そうやって、自分の嫌いだったところを、好きなところに考えられるように導き、伸びるチャンスを与えてしてくれた先生たちと、生徒たちからの励ましに心から感謝しています。私はこのサンガワイのトレーニングで自分らしさを知り、生きていくことがさらに楽しくなりました。

私はこの経験をサンガワイにくる生徒たちに伝えていけるように、今後もアシスタントとして、生徒たち、ティーチャーたち、そしてサンガワイ卒業生たちをサポートしていきます。

MAHALO
アシスタントTORI

「のびたくんでもできた!」ハワイヨガ留学で見つけた自分の個性~後編~

熊本のヨガインストラクターのびたくん「ずっと「おりこうさん」の仮面をかぶって生きてたせいで、自分の心の声が聞こえず、やりたいこともわからず、なんとなく成り行きにまかせたまま生きてきてました。」

そう話してくれた、のびたくん。(前編はこちらから)

熊本の震災直後に飛び立つことになった、ハワイへの旅。

そもそも、どうしてハワイヨガ留学を決めたのでしょうか?

【サンガワイ参加のきっかけは、美しすぎる太陽礼拝】
ヨーコ・フジワラ先生にアジャストしてもらっている、のびたくん編集部: そもそも、どうしてサンガワイへ行こうと思われたのですか?

のびたくん: きっかけはヨガジェネでヨーコ先生の美し過ぎる太陽礼拝を見たことです。
動画をみてその美しさに惚れてしまいました。理屈じゃなくて、この人に会いたい!この人のヨガを教わりたい!と思ったんです。恋をした感じに近いかも。

編集部: あら(笑)そんなヨーコ先生の魅力は何だと思いますか?

のびたくん: ヨガに向き合う真剣さですね。サンガワイのトレーニング中も朝暗いうちに起きて、みっちり自分の練習を欠かしません。

それに裏付けされた力強さ。ひまわりみたいな笑顔かなあ。ヨーコ先生は自分でも理系であると言う通り自分の練習で感じたことを理論や理屈でも説明しようとしてくれます。

その例えもとても具体的でユニークで分かりやすいです

自分の内部感覚でとても説明しにくい『バンダ』ですが、僕が受けてきた先生のなかでヨーコ先生が一番『バンダ』の説明が詳しく分かりやすかったです。理屈も知りたい男性にも是非お勧めしたいです

【様々な個性が調和しているカフマナの土地】
カフマナ・オーガニックファームで飼われているニワトリたち編集部: 実際にサンガワイに参加してみて、印象的だったことはありますか?

のびたくん: カフマナの生活で感じた『ハーモニー』です。サンガワイの合宿地カフマナは本当に自然豊かで、朝早く、まだ薄暗い時間から様々な種類の鳥の鳴き声、山からサル?いろんな動物の鳴き声が聞こえてくる。ちょっとうるさいくらいです(笑)

それとカフマナ農園で働く個性豊かなファーマー達。それぞれの個性を出しながらも全体として調和してることに感動しました

日本で育って「みんなといっしょ。普通でいないと不安」という呪縛が少しずつとれてきました。

オーケストラだって、違う楽器が集まってハーモニーを生み出し楽曲に深みが増す。みんなそれぞれ自分にしかできないキャラクターがある。

ドラえもんにだって、勉強が得意な人、弱虫でも昼寝が得意、あやとりが芸術的だったり、人の機嫌をとるのが得意な人だったり、漫画を書くのが得意な人…

それぞれのキャラクターが個性を全うしていますよね。

みんな自分の個性を発揮・表現できたら、社会もより豊かなものになっていくと思います。そんなことに気づけたのも生活環境もガラッと変えてカフマナで生活したからだと思います。

【ヨガ指導の基盤となったサンガワイ】
ハワイでパールシュコナアーサナをするのびたくん編集部: サンガワイに行ってからのご自身の変化や指導に生きている点はありますか?

のびたくん: サンガワイにいったあとヨガの指導を始めたからサンガワイが僕のヨガ指導者としての基盤となっています。

正直な話で言うと、僕はまだ熱心なアシュタンギーになれていません。

毎年、ヨーコ先生が帰国されるとき、モチベーションをあげるためマイソールを受けにいき、サンガワイに行ったときの初心に帰るようにしています。

戦士のポーズ2番を行うのびたくん
編集部: 今の目標は?

のびたくん: 今年の僕のテーマは『のびたでもできた』にしました。

今年はアシュタンガヨガと真剣に向き合い、アーサナのレベルを上げて行こうと思ってます。

イメージしてるのはヨガ業界のさかなくんです。『さかなくん』も一見おちゃらけていますが、魚に関する知識は超一流。ぼくも、格好はちょっとふざけているけど、マットに立ったらアーサナの完成度がスゲーみたいになろうと思ってます。マジメにおちゃらけていきます。

コンプレックスを抱えていたり、生きづらさを感じたりしている人にも「のびたでもできたなら、自分にもできるかも。自分も変われるかも。」と思ってもらえたら嬉しいです。

【のびたでもできたんだから、あなたでもできる】
サンガワイ卒業生の集合写真編集部: では最後に、今サンガワイ参加を迷っている人へメッセージをお願いします。

のびたくん: サンガワイはどっぷりヨガに没頭できる、とっても貴重な時間でした。僕はサンガワイに行って、本当によかったです。

今までと違う、新しい自分と出会うこと。
変化すること。

少し怖いという感覚になるかもしれません。しかし、ヨーコ先生の動画や練習風景、宿泊施設スターハウスを見て、ビビッっと感じるものがあったなら、是非思い切って飛び込んでみてください。

のびたでもてきたんだから、あなたにもできます。

【ヨガジェネレーション代表も認めた!新キャラヨガインストラクター!】
実は、のびたくん、ヨガジェネレーションではちょっとした有名人。ヨガジェネレーションの代表MIKIZO先生が講師を務める、ヨガビジネス講座を3回はリテイクしているというツワモノです。

なんとヨガジェネレーションのインスタグラムにも登場しているほど。

熊本の新たなキャラクターとなりそうなのびたくん。ぜひ、九州近辺にお住まいの方は、のびたくんに会いに行ってみてくださいね!

のびたくんHP→http://yogadenobita.com

サンガワイコンセプトとトレーニングで学ぶこと

ハワイヨガ留学企画サンガワイでファーム体験の様子Be Real ~本物であること~サンガワイのコンセプト。

自分の体験を通して学んだこと、経験して得たもの。
それこそが自分を作り、生き方となる。
それは本物だからこそ人に伝わるし、伝えられる。

これを大事にしています。

なので、全てが体験学習。
身体と心で学んでいきます。
カフマナ・オーガニックファームにいるたくさんのニワトリサンガワイの朝はプラクティスで始まります。
そして夜までみっちりスケジュール。

そのベースになるのが、朝のアシュタンガプラクティスと夜の哲学の授業。
サンガワイのマイソールプラクティスの様子授業での知識の習得や様々な体験をしながら五感を使いインプットし、プラクティスや、共同生活でそれをアウトプットしていく。

知識や体験を通して、自分らしく伝えていく。自分らしくいる。

3週間、日々その実践を繰り返すことによって、身を以て体験していきます。
ハワイヨガ留学サンガワイのヨガ哲学の講義風景伝えことがあふれんばかりのヨーコ先生の授業は論理的で、面白く、実践的でわかりやすい。

いろんな例を踏まえながらみんながわかるように進んで行きます。

サンガワイのスタジオでヨーコ・フジワラが座っているサンガワイのコンセプトは、ヨーコ先生の生き方そのもの。

プラクティスや今までの経験を通して学んだことを分析し、それを自分らしく伝えている。

自然体で生きている。

サンガワイ卒業生たちは、そのロールモデルを見て、育っていってます。

1週間が過ぎましたが、13期生出会ってから数日ですぐに打ち解け、仲間のいいところをすでに見つけ出し、それぞれの個性が輝き出せるいいハーモニーになっています。

サンガワイのお得意、”直前まで知らされないスケジュール”に臨機応変に対応し、柔軟な心と体でものすごい勢いで成長しています。この先も楽しみです。

週の最後は実習の日。みんなの個性がとても輝いています。

ALOHA
アシスタントTORI

「のびたくんでもできた!」ハワイヨガ留学で見つけた自分の個性~前編~

熊本出身のハワイヨガ留学サンガワイ卒業生、のびたくんこと末永拓一郎さん私が初めて、彼に会ったのは2018年夏、ヨーコ・フジワラ先生のワークショップが大阪で行われたときでした。
 
「何…この人…」
 
黒縁の眼鏡、黄色いTシャツに短パン。毎日この姿で早朝7:30にスタジオに通ってくる。大阪での集合写真には全て、黄色のTシャツの男性が映っている…。若干恐怖でした。(笑)
大阪で行われたヨーコフジワラのワークショップ集合写真

大阪で行われたヨーコフジワラのワークショップ集合写真 nobita_201902_7

大阪で行われたヨーコフジワラのワークショップ集合写真
気になって仕方がない私は、思わずヨーコ先生に聞いたことを覚えています。

「あの方って…」

するとヨーコ先生が「あぁ!あの子サンガワイ、初の男性だよ!」と教えてくれたのです。

しかし、毎日、黒縁メガネ、黄色のTシャツに短パン。誰だ…誰を彷彿させるんだ…?と考えていたところ、ある生徒さんが彼を

「のびたくん!」

と呼んでいるところに遭遇。

そうか!ドラえもんの「のび太」か!

と衝撃を受けました。

これは、話しを聞かずにはいられない!と思い、のびたくんこと、末永 拓一郎さんにサンガワイに行かれたときの衝撃的なお話や、今やトレードマークとも言える印象的な姿のストーリーをお聞きすることができました。

熱い想いをたくさん語ってくれたため、前編と後編とに分けてお届けしたいと思います!

【 心の癖に気が付いた、リビングでのヨガ哲学講義 】
現在、熊本のホットヨガスタジオ等で活躍されている、のびたくん。そもそもどうしてのびたくんなのでしょうか?
黄色のTシャツに黒縁メガネをかけているのびたくんこと末永拓一郎さん
編集部: のびたくんはどうしてのびたくんなのですか?

のびたくん: 僕は小さい頃からおとなしくて、よく周囲の大人から「タクちゃんは、おりこうさんね」と言われていました。そのうち自分でも知らず知らずに「おりこうさん」が自分のアイデンティティになってしまっていました。

自分のキャラクターではなく、周囲の大人が求める「おりこうさん」を演じてた。今思うと、だいぶ空気を読みすぎる子供でした。ドラえもんで例えると、本当はのび太なのに出来杉くんのふりをするみたいな感じで、とても窮屈でつらかったですね。

自分の長所短所もひっくるめて自分なのに短所ばかり気にして、「こんな自分なんてダメだタメだ」と思っていました。自分自身を受け入れられず、おりこうさんでいないと人から愛してもらえないと思っていたんですね。
ハワイ、ヨガ留学で使われているインテグラルヨーガの本
編集部: それが変わるきっかけがあったのでしょうか?

のびたくん: その心の癖に気付いたのはサンガワイでヨガ哲学を学んだからだと思います。

サンガワイでは毎晩、夕食を済ませ一日の終わり、みんなリビングに集まり、ヨガスートラを教材にリラックスした雰囲気でヨガの哲学を勉強します。教典「ヨガスートラ」は紀元後4-5世紀頃成立され、今とは時代背景も全然違うし、内容も難しい部分が多く、自分1人ならすぐにギブアップしていたと思います。

しかし、ヨーコ先生は 自分の体験談や 想像しやすい例えを出して表現してくれるので哲学の時間も興味も湧いて分かりやすかったです。

自分を振り返ることができ、幼い頃に知らず知らずに出来上がった心の癖に気づけました。

【 “自分らしく生きる”こと=のびたくんの哲学 】
のび太くんがお昼寝しているフィギュア
編集部: 「のびたくん」のコンセプトが出来上がったきっかけがサンガワイだったのですね。

のびたくん: はい。サンガワイでの気付き『おりこうさんをやめて自分らしく生きる』を表現したのが『のびたくん』です。

今でもたまに「出来杉くん」のふりをしてしまう、ブレる自分がいるのでヨガを教えるときもマットの前にお昼寝のび太くんのフィギアを置いてコンセプトからズレないようにしています。

【 熊本の震災直後にハワイへ 】
熊本の震災で家具や観葉植物が倒れている
編集部: サンガワイへ行く直前に熊本の震災に合われたのだとか?

のびたくん: そうですね。僕の場合、サンガワイの申し込みをしてハワイに出発するまで1ヶ月を切ったとき2016年4月に熊本地震にあいました。

家族全員、深刻な怪我もなく無事だったのですが家財は被害を受け、部屋中ものが散乱して内装の壁は至るところに穴が開いてしまいました。

水道が止まり、トイレ、風呂場の水の確保も大変な状況。1日に何百回と余震が続き、熊本空港も閉鎖されてしまいました。航空券は取ってるけど 行けるかわからない状況でした。

出発日ギリギリに空港が再開し飛行機が動き出し、家のことは家族にまかせて飛行機に飛び乗りました。

そんな大変な状況でもサンガワイに送り出してくれた家族には、今でも感謝しています。

行く前に『本気』か試されている気がしました。

【 1人ひとりのドラマが生まれる3週間 】
サンガワイの授業風景、ヨーコ・フジワラ先生と末永拓一郎さん
サンガワイでの3週間には、人それぞれ、色々なドラマがあります。熊本の震災直後にハワイに旅立ったのびたくん。きっと、色々な感情と共に旅立ったに違いありません。

そんなのびたくんは、サンガワイでどんな気づきを得て、どんな変化があったのでしょうか?後編では、それらを聞いてみたいと思います!
後編へつづく

ヨガと共に生きることを学ぶ~ハワイヨガ留学サンガワイ13期がスタート!~

ハワイヨガ留学企画サンガワイ13期生のメンバーアロハ!サンガワイ、アシスタントのTORIです。13期サンガワイトレーニング本日4日目に突入しました。

初めてあった仲間と、初めての場所で、初めてのことを学ぶ。そして初めての自分に会う、そんな旅が始まってます。
ハワイヨガ留学企画が行われる、スターハウスサンガワイ13期生、ヨーコ先生の指導のもと、ヨガとともに生きることを学んでいきます。

ヨガとともに生きていくこと、それは、地球や宇宙とともに、全てと調和して生きていくこと、だと思います。

サンガワイのトレーニングはヨガ指導者の養成ではあるけれど、それぞれの人間性の成長や、自分らしい生き方をできるような人を育てていくこと。それをメインにしています。
ハワイヨガ留学が行われるカフマナオーガニックファームのメンバーたち人里離れた場所での共同生活。ファームで自分たちの育てたものを食べ、そこに生きている人たちから学んでいく。人と繋がり、自然とつながる。

そして何よりも、ハードなアシュタンガヨガの練習を通して、自分と向き合い、繋がる。
ハワイヨガ留学企画サンガワイで、ヨーコ・フジワラがアジャストメントを指導している様子。これがサンガワイのトレーニング。

まだ始まったばかりながらも、たくさんのことを体験し、学び、みんなの顔つきが随分と変わってきました。これからが楽しみです。

私もサンガワイ13期生とともに学び、サンガワイチームのアシスタントとして、サポート&レポートしていきます。応援よろしくお願いしま~す!

MAHALO